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老いの春を、煌いて生きる

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悔いなく生き切ることを目指す79歳の青春日記

久々の美作賢治の楽交

美咲町の美作賢治の楽交で開かれている、親子の農体験プログラム「ゆめの里で自然とたわむれよう!」に、久しぶりにスタッフとして参加した。
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彼岸花の咲く交庭で、開始の号令を掛けるのは、常連スタッフが居ない中で頑張る若い大蔵君。
キッチンの指揮を取るのは、この春二人目の子供を自宅出産した大蔵君の奥さん可奈子さん。赤ちゃんを抱いての大奮闘だ。
前原さんが療養中にも拘らず、今回も約20名の参加者で、なかなか盛況だった。
この日の私の担当は、おくどさんでを使って薪と羽釜でご飯を炊く「火たき爺」。
二釜を炊き終わって、実習中の田んぼに急ぐ。
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自然農で育てられた黒米や地元米は、足腰ががっしりして台風にも負けず逞しく育っていた。
子供たちは、稲の観察を終わると、田のあぜの生き物に興味津々。
タイコウチやゲンゴロウ、水スマシなどが採れているようだ。
子供たちは、脇ちゃん先生の話を聞きながら、夢中でバケツの中を覗き込んで、浮き沈みする虫たちの姿に見入っている。
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少し大きな子供たちが、実った稲穂を別けて、田んぼの中を突っ切って行く。
幼い頃こんな遊びをするときは、私も探検隊員になったような気分がしたなあ・・・と思い出す。
小さな子たちは、溝を飛び越える遊びにチャレンジしている。
仲間と競争しながら、何度でも行ったりきたり、飛び越えて遊び続けている。

子供たちは、自然の中で 興味深深、 特に遊び道具などなくても、至る所に面白さや楽しい遊びを見つけたり作り出したりできるのに、きっと今の都会の生活では、ほとんどその能力を生かす場もなく、その楽しさを味わうこともなく暮らしているのだろう。

少ない人数で苦労しながら運営しているイベントだけに、何時まで続けられるかは分からないが、次代を担う子供たちが、このような体験を通じて、本来の生きる喜びやチャレンジして精一杯自分の能力を生かす楽しさを知る貴重な場を維持して行ってほしいと思う。

幸い、最近は常連参加の親御さんたちが、自らスタッフの役割を買って出て、自主的に動いてくださることも増えて来ているようだ。そのような親御さんたちは、子供さんと変わらぬくらい、ここでの体験から気づきを得たり、意識が広がったりされているようだ。
これからますます、親御さんたちとスタッフが対等な立場で手を繋ぎ、一緒にイベントを作り上げるようになって行けば、と願う。

この日、突然メインスタッフが抜けた中で、中心に座って落ち着いたリードをしてくれた若い大蔵、可奈子ご夫妻に心からの拍手を贈りたい。
きっと病院で、どうなったかなあと意識を向け続けてくれている前原交長も、あとで話を聞いて喜んでくださるだろう。彼女が、またこのイベントに元気な姿を見せられる日が早く来ることを祈りたい。

「ゆめの里で自然とたわむれよう!」稲刈りも体験できる次回のイベントは・・・
★日時:10月23日(日)10:00~16:00
★場所:美作賢治の楽交(岡山県久米郡美咲町金堀562)
★内容:稲刈り、穂木掛け、巻き寿司作り
★対象:未就学児童、小中学生、その保護者
★参加費:1,000円
★定員:先着25名  必ず事前にご予約ください。
★問い合わせ申し込み:Tel&fax 0868-66-2133 前原
                E-mail:ru57727@sage.ocn.ne.jp
★主催:美作賢治の楽交。後援:美咲町教育委員会
by mahorobanokimi | 2011-09-30 00:02 | 「あ ほ~庵」日記

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