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老いの春を、煌いて生きる

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悔いなく生き切ることを目指す79歳の青春日記

空気や光の違いと生命のあり方

4月に入って雨や曇りの日々が続き、青空市場もタケノコばかりが目につくような淋しい状態です。

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しかし、あほ〜庵を取り巻く山川は、確かな足取りで春から初夏に向かっています。
種類の違う山桜も、徐々に花を終わり、代わりに広葉樹たちの新緑が、湧き上がるように山を覆い始めています。

そんな中、個人的な都合で、ときどき岡山と名古屋を行き来します。
すると自然に、都市の空気と田舎の空気の違いを実感します。
ビルの混み合った都心入ると、道路の広い名古屋の街ですら、何か圧迫されるような緊張感を感じるのは気のせいかも知れません。
でも、夜の熟睡度が、名古屋の街中の部屋と、岡山の田舎の古民家では、随分と違うのです。
空気や電磁波の影響の違いかも知れません。

今回は、久々の快晴の1日、妻と名古屋の街を歩く時間ができました。
久しくなかったのんびり散歩に、二人ともウキウキです。
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公園のケヤキの林越しにきらめく陽光は、もうすっかり初夏です。
名古屋市科学館の宇宙博では、宇宙基地で国を超えて協力し合う人々の姿に感動したり、子供の時の夢を実現して宇宙で活躍している日本人の話に勇気付けられたり、零下30℃の世界を体験したりして、二人とも久々に子供返りした気分でした。
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黄昏が近ずく頃には、東山のスカイタワーに向かいました。
動物園横の道を辿り、タワーの近くまで来ると、都心だというのにもうすっかり山の雰囲気です。
平坦な名古屋の街のすぐそばに、こんな山の雰囲気が残っていることが、素晴らしいなあと感じます。
スカイタワー5階の展望ルームに登ってみて、嬉しいビックリでした。
山の上に立つ等だけあって、超高層ビルの上からのような360度の素晴らしい展望が開けていたのです。
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他に客もいない静かな展望ルームに、やがて暖かい夕日の日差しが差し込み始めました。
鈴鹿山系から伊吹山の連なりの上から、惜しみなく差し込んでくる初夏の夕日は、まるで体も心も透き通して洗い流すように沁みてきます。

ここが山林の上に聳えるタワーだからなのか、この黄金色のシャワーのせいなのか、とにかく心地よいことこの上なし・・・何という贅沢なひと時だったことでしょう。

このような空気と光が、命本来の輝きを取り戻す最高のご馳走なのだということを実感したのでした。
by mahorobanokimi | 2015-04-23 14:59 | 「あ ほ~庵」日記

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