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老いの春を、煌いて生きる

mahorobayy.exblog.jp

悔いなく生き切ることを目指す79歳の青春日記

毎日を精一杯生き、自分らしい人生を創造し、悔いなく逝くことを目指す74歳の青年です。

もっと温かく穏やかで人間的な社会を作りたい。
自然や命を大切にする文明を創りたい。
そのために私に何ができるだろう。


そんなことを自問し続け、模索し続けて半生を生きてきました。

そう言えば一見格好よさそうですが、実態は話すも恥ずかしい恥じっかき人生。
わがまま未熟な私が、傷つけたり迷惑をかけたりした人の数は数え切れず。
とても胸を張って話せる過去ではありません。

でも、それだからこそ あなたと分かち合うこともある、そう思い勇気を出して自己紹介することにしました。

夢中で歩んだ私の四半世紀

★土建屋から意識探検の世界に180度転換
自分が勤めている建設会社の繁栄が、同時に自然破壊を手伝っていることになる、という矛盾の中で、もっと違う世界のあり方も可能なのではないかと考えるようになり、自己啓発のセミナーに出会ったのをきっかけに、20年勤めたゼネコンをやめ、従来と180度異なる意識探求とセミナーの世界に飛び込んだのが、ちょうど厄年の42歳の誕生日のことでした。

未熟なトレーナーとして受講生の皆さんには迷惑をかけながら修行させてもらう内に、態度変容に不可欠な、意識と体の結びつきや心身の統合というテーマに突き当たりました。

それ以来このテーマが頭からはなれることはなく、学びや研究を続けると共に、世界中の様々なセラピーやワークショップを体験し、また学んできました。そしてそれを新たなワークショップに生かすチャレンジを続けてきました。

★変動と挫折
10年経ったころ、働いていた職場のトラブルから失業、離婚そして生き方の再構築に向けた模索と放浪が始まりました。

ある精神運動への参加と挫折。そして土方や夜勤工員の体験。やがて腰を痛め、すべてを失って再起へのチャレンジ。

60歳を前に生活再建のために再びサラリーマン生活にもどり、再出発を模索する中で、新しい伴侶と出会い60歳で再婚。

★赤目自然農塾へ
勤めていた会社の行き詰まりでサラリーマン生活も3年で終了し、新たな人生を模索しながら、三重県にある赤目自然農塾(川口由一氏指導)で学ぶため、大阪から名張に移住。
川口由一氏の誠実なお人柄と、自然に対する謙虚な姿勢に かけがえの無い多くの学びを頂きました。

また、お陰さまで 多くの方々にサポートを頂き、青山に250坪もの畑地を無料でお借りできたり、米作りを教えていただきながら、少しお手伝いをしただけで、充分すぎるほどのお米を頂戴したり、自然の豊かさと共に、人の情けの豊かさも十二分に体験させていただく事ができました。

一方名張に移住して3ヶ月で、ご縁あって またしても次の広い住まいに転居し、ここで町から来た人たちをお迎えして自然や自然農に親しんだり ワークショップを開きながら楽しく充実した日々を過ごしていました。


★再び大阪へ
3年余りの三重県での農的な生活の後、「多くの人々に触れながら、自らも学び、また人々の成長をサポートする」という目的で大阪に出てきました。

☆大阪に戻ってから1年半ほどは、意図的な人生を創造する意識探検のツール「アバター・コース(R)」のマスターとして全力投球し続けていました。生徒さんの自分探検と自立ために、自分を脇に置き続けるという体験は、(自分が受講するセミナーなどでは直面できない)今まで気づいていなかった自分のアイデンティティーやパターンを浮き彫りにしてくれる得がたい学びの機会を数知れず与えてくれました。
  http://www.avatarj.com
http://www.avatarepc.com/jp/index.html

☆そんなある日、「神との対話」の勉強会で出会った面白い不動産屋さんこと望月昇さんとのつながりから、NPOワンネスで活動する生活が始まりました。
それ以来3年間、大阪を中心にNPO法人ワンネスの活動や、そこから派生した大阪市社会福祉協議会関連の委員会の活動などをやらせて頂きました。
結果として、団塊の世代の方々の健康創りと生き方見つけに関する講演やワークショップをやらせていただく機会が多くいただけました。感謝です。
     
☆仕事面では、箕面の整体院で、楽健法や操体法を生かしたヒーリングを通じて、色んなお客様から 人生を学ばせていただきました。スタッフ自身の心身の健康と温かい人間関係に配慮した 整体院の風土創りがうまくいき、心身ともに癒されるヒーリングスポットとして定評を頂くところまで成長してきました。

✩また親友入江富美子さんの監督第2作目「「光彩(ひかり)の奇跡」でナレーションを担当する機会に恵まれ、生まれて初めての体験を楽しんでやらせていただきました。
前作「1/4の奇跡~本当のことだから」と共に、人間の素晴らしさ、一人ひとりの大切さを実感する素晴らしい映画です。機会があればぜひご覧下さい。
http://www.yonbunnoichi.net/hikari/



大阪での暮らしも3年を越し、多くの方々と触れ合いながら、人々の心身の健康創りや自己成長のお手伝いをするという活動も、次の段階に移行する時が来たと感じ、今私たち夫婦が目指したいのは、自然の中で 大地に足をつけた、全人的な喜びに満ちた生き方を実践することだと自覚するに至りました。。

そこでその適地を探しておりましたところ、上記ドキュメンタリー映画「光彩~ひかり~の奇跡」などでのボランティア活動で親しくなったすみれさんのご援助で、岡山県の和気町に古民家を貸してくださる方に出会わせていただき、21年2月末に移住を実現することが出来たのです。

★天国のような里に住んで

広葉樹の緑が眩しい山並みに抱かれ、眼下に吉井川のきらめきを見晴るかす戸数35戸の小さな集落には、もう失われたと思っていた温かい人情と、純朴で優しい人々が、支えあって暮らしておられました。
この里には まさに、古き良き時代の日本的な輝きが、まだそこここに息づいているのです。

不慣れな新参者をいたわり、だまって野菜を置いていく人、草刈の行届かない私の未使用の畑の草を黙って刈ってくれている人、獣除けのフェンスをつくるネットを貸してくれる人、引越しで疲れたでしょうと温泉のチケットと栄養ドリンクを持ってきてくれる人、どうしてそんなに親切なんですか?と聞きたくなるくらい親切な里人たち。

小鳥達のさえずりやセミの声に体を包まれながら、草ぐさや虫たちの命が溢れる畑のエネルギーの中で野菜作りをしていると、文字通り時の経つのを忘れます。
畑での朝の一仕事を終わり、窓辺に座って、日々めまぐるしく変化する山河の美しさに見とれながら 朝昼兼用のブランチを1時間半かけて楽しむ豊かな日々。
自然の中で 大地に足をつけた、全人的な喜びに満ちた生き方を実践するという 私達の夢は、すでに今ココにありました。

移住後近くのすみれさんの古民家を借りて続けていた「暮らしイキイキ塾」やその後我が家「あ ほ~庵」で続けていた「あ ほ~塾」などを通じて、多くの気心の通じる親しい仲間のネットワークができました。

また私達が移住する前から、準備が進められていた「スローライフ ネットワーク岡山」にも関わらせていただいています。平成21年5月に正式発足したこのネットワークには、、環境運動で活躍中の方や、自然農を実践中の人、自然を愛するアーティストなど様々な分野の多彩な方々が、平成23年8月現在で250名近くも登録されています。
 http://www.freeml.com/slowlifenet-okayama 

私は、土と水と光に繋がり、生命のめぐりを 何よりも大切にする仲間達が手を繋ぎ、与え合い支えあい、たとえ今の経済アシステムが破綻しても 何の支障にもならないような 愛のコミュニティーを 少しずつでも築いて行きたいと考えていますが、今身の周りで起きつつある、上記のような状況を見ていると、このような夢が実現するのは、そう遠い未来ではないという気がしてきます。

★東日本大震災の日を境に新たなステージへ
幸せに満たされた田舎暮らし。こみ上げる感謝の思いを、どうやって表現していこうか・・ そんなことを考える日々の中、テレビも新聞も無い我が家にも、東日本大震災のニュースが伝わってきました。

その直後、福島の友人から家族を連れて緊急避難したいからしばらく住まわせてほしいと電話が入りました。かねてより予想していた大きな変動が、いよいよ現実化するときが来たと感じました。

✩おいでんせぇ岡山への参加と活動
この友人自体は、結果的に我が家には来ず、名張に落ち着いたのですが、間もなくスローライフネットワーク岡山のメンバーでもある吉備津彦神社神職の西江嘉展氏から、被災者受け入れ支援グループ「おいでんせぇ岡山」へのお誘いを貰ったのです。
http://www.oidense-okayama.me/about.html
3月20日の初ミーティングからおいでんせぇ岡山に参加した私たち夫婦の生活は、にわかに忙しいものになりました。
それからの動きの一部はブログにも書いていますが、ほとんどブログで発信する暇も無い状態に突入し、空き家募集から物件調査、HP作りから問い合わせへの対応システムや情報管理システムの構築など、仕事の合間にボランティア活動する仲間たちとの夢中の取り組みが続きました。

当初予想していた福島や宮城からの移住要請が、実際はほとんど無く、大半が関東圏からの母子一時避難の支援要請であることが明らかになり、その数が見る見る100件を越える状況の中で、おいでんせぇ岡山は懸命に対応システムを変化させながら支援を続けてきました。

✩「やすらぎの泉」の開設
母子の一時避難の要請がうなぎのぼりになる中、同じわけ町内に住む延藤好英牧師からの申し出に応じる中で、シェアハウス開設の企画が生まれ、一気に実現する運びになりました。これについては、ブログの中で詳述しております。
また「やすらぎの泉」については、なれない中悪戦苦闘しながらホームページを作ってみましたのでご覧下さい。http://wake-yasuragi.jimdo.com/

このシェアハウスによって、私が従来から痛感していた「関係性から学ぶ」ということの重要性や効果を、目の当たりに見せていたあけるようになった気がしています。ありがたいことです。

✩東日本大震災は神一厘の仕組みのスタートベル?
金光、黒住、天理、大本から「ひふみ神示」「火水伝文」「日月地神示」を通じて下ろされ続けて来た日本神界からのメッセージを誠実に受け止める時が来ていると思います。
神々から繰り返し説かれてきた「建て替え、建て直し」は、このたびの東日本大震災により一段とその時期の到来をリアルに実感させるもになったと私は思っています。

おいでんせぇ岡山の活動も、仲間たちは「国創り」の活動と捉えています。
東日本大震災や原発事故を通じてあらわになった、既存の社会システムの限界に、一人ひとりが目覚め、真に愛と喜びに結ばれる新たな世に向けて建て替え立て直すのは、一人ひとりの自覚と御魂磨き、そして今ここの足場で日々を喜びに生き切る実践のみだと思われます。

☆そのような時代の意味や私たちの使命を今、深刻な形ではなく、うれしたのしの唄語りでお伝えくださっている方が、タケさんこと「神人(カミヒト)」さんです。
今後一人でも多くの方が、神人さんに出会い、その唄やお話に触れてくださったらと願っています。
http://homepage2.nifty.com/kamihito/kamihito.homepage.index.html
http://love.ap.teacup.com/kamihitofriends/1.html

☆新たなコミュニティー創造の夢
「やすらぎの泉」の開設運営を通じて、色々な人々が支えあいながら共に暮らす生活の持つ価値や意味が、今まで考えてきた以上に大きいことを、私たちは確信しました。
同時に、経済原理と権力組織が優先される社会で、原発情報や医療情報も真実が覆い隠され、弱者が単なる道具として使い捨てられていく姿にはもう期待できないと悟りました。

「今までになかった命の仕組みに添った社会を創りたい。」
「人々がありのままの自分を受け入れ、そのよさを存分に生かして、本当にしたいことをやっていれば、皆がうまく行くようなコミュニティーがきっと創れるはずだ。」
「人によって人は育まれる。子供たちを、様々な人々が、まるで大家族のように深く繋がりあい、補い合って生きるコミュニティーで育てたたい。」

「そんなコミュニティーの中でこそ、和多志とは何者か?和多志がどんなに素晴らしい、かけがえのない存在なのかが、自然に、体験的に理解され、そこから本来の自分らしい人生が紡ぎ出されるのではないでしょうか?」

☆コミュニティー創りの核になる学問を求めて・・・
持続的なコミュニティーを創る軸には、人々が自らの素晴らしさを生かしながら、互いに響き合い協力し合えるような関係性の構築が、必須です。
そのための学問的裏付けのある共育の仕組みも必要と考え、この2年ほどは、岡山を留守にして学びの旅を続けてきましたが、ほぼそれも山を越し、再び岡山に戻って、より実践的な学びと土に根ざした暮らしの基盤作りに取り組み始めました。

☆再び原点に戻って・・・
74歳になる和多志と2回り若い妻の、決して器用とは言えない人生行路ですが、生育歴も人生体験も、ほぼ正反対と言えるほどの二人がパートナーになったからこそ、そしてお互いに、お互いの違いの価値に気付きながらの15年間の結婚生活があったからこそ、今確信を持って話せることも多々有ります。

今年の和多志たち二人の目標は、とにかく喜びに生きること。
徹底して、内なる自分が楽しいと思うことを、実行することです。

そして、今年から和多志は、人生シナリオの大きな要素の一つである、健幸創造への指針となる健幸学の構築に向けて本気で取り組みます。
幼少時より、西式健康法により育てられ、西勝造博士の後ろ姿を見て学んできた体験と、30数年にわたる心身統合に関する研究体験と、そして最近の量子論的宇宙観や、微生物との共生を含むホリスティックな生命観に基づいた、統合的健幸学を深めながら、自他共の健康寿命延伸にチャレンジして行きたいと考えています。

岡山の暮らしに戻って間がなく、ホームページやブログにも、まだ手が回らない状況ですが、これからは、ぼちぼちと本音の発信を始めていこうと考えています。

私たちの今の取り組みについては、 しばらく休眠していた「あ ほ~庵」のホームページにも盛り込んで行きたいと思っています。

by mahorobanokimi | 2013-01-08 14:12 | プロフィール

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