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老いの春を、煌いて生きる

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悔いなく生き切ることを目指す75歳の青春日記

いのちの海のものがたり・・・「塩」のない人生なんて。

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最近少し流れが変わってきたとはいえ、まだまだ世間の減塩信仰は根強いようです。しかし本当に減塩が正しいのか、誰もが塩の摂取量に注意すべきなのか、等について一度?をぶつけてみてもよいのではないでしょうか。そんな?につながる話を少しご紹介します。

1.ビックリするような塩の力。
①インポテンツも塩で元気に。
29歳の営業マンの山田さんは新婚2ヶ月目に、会社の健康診断で血圧がやや高いと診断された。愛妻はすぐ減塩食を実行。山田さんは夜の接待も晩酌もやめ、規則正しい生活に、バランスを考えた減塩弁当や減塩夕食を続けた。その結果太りすぎも解消、腹部の脂肪も取れた。ところが山田さんはインポテンツになってしまった。悩んだ奥さんが婦人科医に相談したところ、減塩疑問派だったその医師が山田さんを診断。医師の話では「このまま減塩を続ければインポどころか生死の問題になるよ」とのこと。驚いた山田さんは直ちに減塩をストップした。なんとそれから10日後、山田さんは元のたくましい若さを取り戻したとのことである。
                       (中嶋孝司著「減塩の恐怖」より要約)
②塩は気力の源。
柴遼太郎氏の小説「項羽と劉邦」の中に、戦をする時には、兵隊に塩を食べさせることで、兵隊を猛きにさせ、そのために戦いに勝つことができるというようなことが書いてある。そして戦いが終われば、兵隊たちに与える食物から塩を抜くという。塩抜き人間になった兵隊たちは無気力、おとなしくなり、上官の言うことを素直に聞くようになるというのである。
塩を抜かれた兵隊は、占領地でも婦女子に危害を加えたりすることもなく、大変に扱いやすくなるというわけだ。塩を抜くことで骨抜きにし、従順かつおとなしい無気力な兵隊に変えるというわけである。
                       (中嶋孝司著「減塩の恐怖」より転載)
上杉謙信が、海に接しない甲斐が、周りの大名たちから塩の供給路を絶たれて苦しんでいる武田信玄に、塩を送ったという話も、このような観点からして、その話のすごい意味が理解できると言えるでしょう。

③かって減塩食は拷問に利用された。
江戸時代、頑強に犯行を否認しつづける囚人の食事からは塩を抜いた。やがてその囚人は、体力が弱って体のあちこちがつらくなってくる。そしてどんどん気力が衰え、ついには「もうどうなってもかまわない」という投げやりな気分になって、罪を白状してしまうというのです。
著者の船井氏自身も減塩で気弱になりノイローゼの一歩手前まで言ったので、この話に大納得だと書かれています。
                      (船井幸雄著「超健康のコツ」より要約)

最近の子どもたちの無気力さや切れるという現象などを見ると、減塩の影響もあるのでは、と思えます。

④天然の塩こそ、人間の体とぴったり(辻留のご主人辻嘉一さんの話から)
「おにぎりのことをおむすびと言う。にぎって結ぶからである。まず手のひらに水と塩をつける。塩は海水から取れた塩が一番である。食卓塩ではおむすびはきれいに結べない.手のひらの温度は32,3度、水にぬらした塩は、その手のひらの上で自然に溶けていく。薬品であるところの食卓塩は、なかなか粒が溶けない。天然の塩は、自然に溶ける。そこへ熱々のご飯をのせる。そしてキュッキュッと結んでいく。固く結ばれたおにぎりは、食べる時、最後の一口までこわれない。水と塩ががっちりとご飯粒の一つ一つを結んでいるからである。
水に溶けない塩化ナトリウムだけの薬品の塩では、一口食べるとくずれてしまう。お結びが形を失ってしまうのにそんなに時間がかからない。
そういうわけでおむすびを握る塩は、手のひらに溶ける塩でなければならない。昔の人は子供を育てる秘訣を『手塩にかけて育てる』と言い残している。体にいい天然の塩こそ、人間の体とぴったりあっている。」
                    (安部進著「糖尿病からの生還」より転載)

2.夏ばて解消のカギは塩にある。
 毎年夏になると食欲が衰え、夏ばてといわれるような状態を体験される方も多いのではないでしょうか。
私は幼いころにある先生から夏ばての原因と対処法を教えられたおかげで、65年の歳月を夏ばて知らずで過ごして来ました。

①秘密は、暑さに対処する体の仕組みに。    
最近のようにクーラー病が珍しくない時代では、クーラーによる過保護により、暑さに体を慣らす時間がなくなりがちです。そのため真夏になっても体のホルモンバランスが暑さに対処する形に充分に切り替わらず、結果として夏に対処できない人も多いようです。しかし、これはできるだけ冷房に入る時間を減らしたり、外気との温度差を少なくして体を慣れさせれば、徐々に対応できるようになります。

本当の夏ばては、体温を調節する汗の仕組みと関係しています。
暑さの中で激しく汗を流すと、当然水と塩を失います。汗の中には0.2~0.5%位の塩分を含んでいます。
人間の生命活動を支える上で最も重要な働きをする水と塩をどんどん失うのですから、その補給を充分にしてやらなければ、体の健全な働きがそこなわれて当然だといえます。
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②汗をかくと食欲がなくなる?
汗をかくことにより、塩とともに重金属類や様々なミネラルが排出されます。新陳代謝にとっては役に立つ側面ではありますが、塩分をはじめミネラル分が失われて、補給が不十分だと、当然生命活動に支障が起きてきます。最も顕著に表れるのは、原料の不足により胃液の分泌が抑えられるということです。夏に消化不良がおき易く、食欲がなくなるのは、多くの場合、このような胃液の不足が原因なのです。   
絶えず十分に生水を補給し、ミネラルの豊富な天然塩を補給していれば、食欲不振や消化不良はおきません。

健康体は弱アルカリ性を保っていると言われますが、その安定にも塩は一役買っているようです。
ちなみに、毎夏よく報じられる日射病や熱射病にも、塩不足、水不足が関係しているようです。

③塩の不足は筋力・気力にまず現れる。 
体がだるい、気力が出ないといった夏ばてに多い症状は、ビタミンやミネラルの不足も影響しますが、やはり一番大きいのは塩分の不足の影響です。
極端に塩分が不足している場合など、自然塩をオブラートに包んで服用すれば、たいていの場合、10~30分位で気力と筋力が充実してくるのを実感するはずです。

3.体の中に海がある。

①すべての生命は海から来た。
46億年前に地球が誕生し、約35億年前に原始の海の中で生命が生まれたといわれています。そして海水という環境に順応して進化して来た生き物たちは、やがて海水を離れて陸に上がるとき、その体内に海とそっくりの環境を取り込むようになっていったのです。
陸地の誕生とともに、地球上のあらゆる元素(今知られている天然元素は92種類)が海に注ぎ溶け込んでいったのですから、当然そこで生きるものたちも、これらの元素をうまく活用できるようになったものだけが生き延び、進化できたに違いないでしょう。

②人間も体内に海を持っている。
今地上に生きるすべての生物は、塩分濃度こそ違え、ミネラル成分の種類と比率が海水と非常によく似た体液を持っています。
私たち人間も、その例外ではありません。成人の体の約70%、血液の82~3%が水であり、血液や体液、羊水などがいずれも海水によく似たミネラルバランスで成り立っているのも当然といえましょう。
そして私たちの生命を支えるエネルギー循環や新陳代謝も、また外敵に対応する免疫機能やストレス・毒素などに対処する生理活性も、すべてこれら体液中のミネラル類の働きでスムーズに行われる仕組みになっています。
点滴で注入される液体も、生理的食塩水(約0.9%の食塩水に少量の塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどを加えたもの)をベースにしたものだということはご存知でしょう。

③内なる海のバランスを保つこと。
防腐剤や添加物だらけの食品や、ジャンクフードと呼ばれるような人工的食品の多用、そして肉食中心の偏った食習慣、更には、一方的な減塩やよい生水の摂取不足(塩素を多く含む水道水の飲用)といった今の日本の多くの人たちの食事情は、内なる海の汚染とミネラルバランスの喪失を招いているに違いありません。それはまるで現代文明による海洋汚染と重なり合うようです。
私たちが本来の生命力と健康を育むためには、内なる海のバランスと清浄さを取り戻すことを最優先すべきだといえましょう。

4.見直そう自然塩の働き。

①精製塩と自然塩はまったく別物。
あなたは「塩」という言葉を聞いたときどんな塩をイメージするでしょう。
白いさらさらの精製塩を思い浮かべる方も多いことでしょう。これは「イオン交換法」という電気分解で作られた塩です。1972年から塩は専売制により統制され、従来農耕的に作られていた27ヶ所の日本の塩田はすべて廃止、代わって(一部の研究機関や観光用を除いて)化学工業塩が売られるようになってしまったのです。1997年にこの専売法が廃止されるまで、日本では例外的にしか自然塩を作ることが許されていなかったのです。
しかしながら、この純度99%を超える精製塩(化学塩)は、海水を乾燥させて作った自然塩とは似て非なるものだったのです。
精製塩と自然塩の生体に及ぼす影響の違いについては、最近多くの研究が見られるようになりましたが、皆さんの中にはあさりの砂出しなどで、両者の違いを実感された方も多いのではないでは無いでしょうか。

②自然塩は、体内の海を守る。
精製塩と自然塩の違いは、その成分の中身にあります。自然塩が、カリウム、カルシウム、マグネシウムその他の多様なミネラルを含んでいるのに対し、精製塩は99%以上が塩化ナトリウムでその他のミネラルはほとんど含んでいないのです。つまりニガリ分を含んでいるかいないかが分かれ道なのです。自然の海から取れる自然な塩には、分析不可能なレベルの少量のものを含め92種に近い元素のほとんどを含んでいるはずです。それらの微妙な混合バランスこそ、体内の海を健全で調和の取れたものにするのに最適の補給源であることは間違いないでしょう。
純度99%を超える精製塩(化学塩)は、人体にとって明らかに不自然なものであり、内なる海を養うには偏りが強すぎます。このような塩こそ、減塩する価値のあるものだと言っていいでしょう。

③よい自然塩を使うことが、健康創りのカギを握る。 
人間の体重の約70%が水であり、そのうち5%が内なる海のエッセンスとも言えるミネラルです。このミネラルを一定の成分構成と濃度に保つことが、健全な体を作り、維持するカギとなります。
ストレスだらけの現代生活の中で、常に体のバランスを整え、毒素を排泄し、ばい菌などから身を守り、心身を健康に保つ働きを恒常性(ホメオスタシス)と言いますが、この働きを支えるのが、まさにミネラルバランスなのです。
自然塩を十分に補給することで、無理なく、しかも理想の組み合わせでミネラルバランスが整えられるのですから、よい自然塩を選ぶことがいかに価値あることかはお分かりになるでしょう。
このあたりの詳しい仕組みを知りたい方は、最後の項でご紹介する参考図書類で読んでください。

5.見えないものが見えるものを支える。

①いいとこ取り文明の限界?
私たちは、少しでも早く、簡単に、便利に、快適に、と良いとこ取りの文明を追求してきました。
早い乗り物、楽なエスカレーターやエレベーター、いつでも快適温度を維持する冷暖房、手っ取り早いインスタント食品やサプリメント、安易に痛みを取り楽にする対症療法、簡単に外敵?を撃退する殺菌剤や農薬、ラクしてたくさんを狙う化学肥料などなど、数えればきりがないほどです。
真っ白な米や砂糖や塩もその一つですね。
でも安易な科学技術への依存と、周りの命や自然を無視した傲慢さに警報が鳴り始めているようです。

②役に立たないものなんか一つもない。
昔、私が幼いころ、食べ物の中の繊維質は無駄なものだと教えられていました。でも今はその大切さが認められ、食物繊維入りの飲料がヒット商品になったりしています。
テレビの健康番組は、たまねぎの皮やイカの中骨やえびの尻尾(これはまだかな?)などの効用を仰々しく喧伝しています。
無駄だから、邪魔だからと切り捨ててきたものの大切さを見直す時期が来ているのかも知れません。

③腸内細菌のおかげです。
私たちの町内には、いや腸内には、300種類、約60~100兆個(合計1キロ)の腸内細菌が住んでいるといわれています。この細菌たちのおかげで、食べ物がスムーズに分解、合成、吸収されるのだそうです。この小さな住人たちが極端に減ったり、ダメージを受けたりすると、私たちの健康が維持できなくなります。ちなみに、私たちの排泄するウンチの3分の一は、この細菌たちの死骸だとか。
塩素だらけの水道水を飲みつづけたり、防腐剤だらけの食品を食べ続けたり、様々な医薬品を安易に服用していれば、腸内細菌たちがダメージを受けることは避けられないでしょう。何でも「キレイキレイしましょう」などというコマーシャルに乗せられて小さな隣人たちをしいたげていれば、きっとそのうち悪玉菌たちがおお暴れしてくれることでしょう。大切な腸内細菌たちの働きを助けるのに、良い自然塩は欠かせないものなのです。

④土壌微生物さま、お元気ですか。
植物の根とそれを育む土壌の関係は、私たちの健康を育む腸内の状況とそっくりです。
莫大な数の土壌微生物の働きがなければ、健全な野菜や作物は育ちません。農薬や化学肥料に含まれる酸の影響を受け土壌菌たちが住めなくなったような土壌では、健全な作物が取れないのは当然でしょう。自然塩のミネラルを利用した野菜つくりがすばらしい成果をあげているという報告もあります。目に見えないような、一見何の役にも立っていないようなささやかな命やミネラルさえ、それぞれが何かの役割を果たし、それらが支えあい大きな一つのつながりを、調和を生み出していることに、私たちは気づくときが来ているようです。

⑤つながり・循環・調和がキーワード。
つながりや循環を無視し、様々な命をしいたげて、自分たちの都合だけで生きる行き方に、自然はいろんな形で警鐘を鳴らしてくれています。私たち一人ひとりがその警鐘に耳を傾け、謙虚に見つめなおす機会を増やしていけば、美しい地球の存続も可能になるのではないでしょうか。
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付録. 塩に関する参考書一覧
★病気に効く「天然塩」健康法。 河木成一 著  現代所林
                        2001年 (旧題「塩で万病を治す」)
★減塩の恐怖。          中嶋孝司 著    蝸牛新社   2001年
★[白い塩]が病気をつくり「ニガリ」が病気を治す
                      真島真平 著 KKロングセラーズ1999年
★間違いだらけの減塩神話・・・良い塩・悪い塩で健康に大差がつく 
                            杉野浩一郎著。廣済堂出版  
★自然界ミネラル健康法、減塩神話は危ない。
                           杉野浩一郎著  実業の日本
★「食塩と健康の科学」減塩だけがよいわけではない!
                      伊藤敬一 著  講談社   2001年
★減塩なしで血圧は下がる。     青木久三 著      主婦の友社
★超健康のコツ・私の体験的元気回復法  船井幸雄 著 
                                ビジネス社 2001年
★『塩と水の聖なる話』生命を守る大変革  八藤 眞 著
                                青春出版社 1996年
★愛、いのちと塩(新生命の創世記)  佐藤 稔 著  ココロ   2001年
★自然海塩の超健康パワー。  ジャック・ド・ランッグレ著 徳間書店 1995年
★塩は天然のお医者さん。   西英司郎 著   二見書房    1993年
★塩やさんが書いた塩の本。  松本永光 著  三水社      1990年
★ニンジンから宇宙へ。 いのちの循環を知り、土と人を活かす。
                             赤峰勝人 著   スパイク
★いのちの自然塩     グループ・トポス   ハート出版    1998年
★これが正しい自然塩の選び方   知念隆一 著 報知新聞社1998年 
★いのちは海からの贈り物。      知念隆一 著       日本館書房


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by mahorobanokimi | 2006-07-12 20:19 | 観点(3)減塩について