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老いの春を、煌いて生きる

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悔いなく生き切ることを目指す79歳の青春日記

法然院での「ありえな~い」体験

6月21日(土)夏至の夕刻 京都法然院での神人さんライブ 『京の雫・風鈴の音と祈り唄』~京のお寺より願いを込めて~ に参加してきました。

場所は由緒ある法然院。
妻と二人、相合傘で夕暮れの哲学の道を辿り、方丈前にたどり着いた時には、待ち合わせのアイちゃんは はるか名張から既に到着していて、いつもの天使のような笑顔で待っていてくれました。
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会場は、重要文化財方丈内の、前後に池泉庭園をのぞむ80畳ほどの大広間。
時は夏至の夕刻。方丈の雨戸、障子、襖は初夏の自然に向けて全て開け放たれ、東山の自然と一体になっての ありえな~い・・・すごいライブでした。

出演は 一人芝居のそよかさん、弾き語りの神人さんとジャンベのカナダ人キースさん、風鈴演奏家の風音さんと音魂のユンイさん、そしてひずるさんの舞と盛りだくさんでした。
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でも「ありえな~い」と思ったのは、影の共演者達とのコラボのすごさだったのです。

そしてその影の共演者とは・・・

神人さんの声に合わせて突然始まった、前後の池のカエルたちの合唱、
唄の合いの手を入れるように時々鳴る「しし脅しの音」、
演奏を祝福するように、時々激しくなる雨音と 雷鳴、
風音さんやユンイさんの演奏にあわせるように、風がゆする風鈴たちの響き、

時に激しくなる雨足が 庭園の照明に光の粒となってきらめき、演奏の背景を飾ります。

これらが、前も後ろも池泉庭園に向けて開け放たれた大広間に吹き抜け、渦を巻き、ライブの唄や音と溶け合う様は、まさに「ありえな~い」としか表現のしようが無い、人と 自然と歴史的な建物のコラボレーションでした。
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神人さんの限りない愛の波動につつまれ、共演者も、影の共演者たちも、そして聴衆も、ともに内なる愛の波動を目覚めさせ、共鳴しあった 奇跡の時間は 余りにも早く過ぎて行った夏至の夜の体験でした。

神人さんについては
http://homepage2.nifty.com/kamihito/index.html
http://music.geocities.jp/kamihito123/public/

この時に印象に残ったもう一つの事は、法然院内部の清浄さでした。
古い建物の床や柱はもちろん、図書室の隅々やトイレの奥まで、驚くほどに見事にお掃除され磨き上げられれていたのです。

この場所を愛し、阿弥陀様や法然様を敬愛する方々が 以下に思いを込めてお守りされているかが、ひしひしと伝わって来て、思わず居住まいを正す気持ちになりました。
この貴重な場所を、今回のイベントにお貸しいただいたご関係者にも、心からのお礼を申し上げたいと思います。

http://mixi.jp/view_event.pl?id=32198103&comm_id=3279633

風音さんについては
http://www.lifeact.jp/kazaoto/
by mahorobanokimi | 2008-06-26 10:08 | 「あ ほ~庵」日記

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