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老いの春を、煌いて生きる

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悔いなく生き切ることを目指す79歳の青春日記

死んで また甦った「光彩~ひかり~の奇跡」の奇跡

7月1日の深夜、ナレーションの完成まで後一歩でスタミナ切れ。
明日夜出直すよ、と約束してふ~ちゃんと別れた。

ふ~ちゃんは案の定、その後も編集をやり続けて翌2日の夕方、突然の編集機完全フリーズ。全くニッチもサッチも行かなくなり、メーカーに電話しても、もう無理でしょうとの話し。

とにかく、そのままでは諦めきれないふ~ちゃんは、天使河原先生に救援を求め、京都のメーカーに。そのときのショッキングな状態は、ふ~ちゃんの日記に詳しい。
http://blog.livedoor.jp/hikarinokiseki/archives/51429841.html

メーカーさんのご苦労で、映画は何とか息を吹き返した。
「よくまあ、このソフトでここまで入れましたね。およそ本来の容量では不可能なデータが入ってますから、動いているほうが不思議です。」

そうです、この映画は そんなことも分からないド素人のふ~ちゃんが、自宅のマンションの一室で、膝の入らない小さな机に編集機を乗せ、高さの変えられない食事用の木の椅子に膝を抱えて座り、映像も字幕も音も、全て一人で編集しているのです。(写真参照)
死んで また甦った「光彩~ひかり~の奇跡」の奇跡_a0080610_11193281.jpg

幸いな事に、メーカーさんの思い切った処置で、映画は何とか死の縁から生還。泣き通しだったふ~ちゃんは、げっそりやつれてご帰還。
お陰で私も3日夜の 最後の吹き込みに臨むことができた。

いつもナレーションの録音は、遊び盛りの子供たちに、静かにして・・と頭を下げ続けながらやったり、子供たちに早く寝なさいと寝かしつけてからやったり、とにかく静かな環境を確保するだけで一苦労。
外の音を防ぐため窓を全部締め切っていても、昼間は近所の工事の音などで中断する事もしばしば。

マイクの風防カバーは食器洗いスポンジに切れ目を入れたもの(これははなぷ~のアイデアで作成)。
マイクや原稿の入ったパソコンの高さは子供たちの本を積み重ねて調整。
死んで また甦った「光彩~ひかり~の奇跡」の奇跡_a0080610_1120879.jpg


最後の吹き込みは深夜6時間余りに及び、夜更けと共に、暑さに耐え切れず、私はパンツ一丁になり吹き込み。(写真参照)

終わる頃には、小鳥の声が騒がしくなり始めていた。

ふ~ちゃんは家事や子供の世話をしながら、ほとんど寝る暇も無い映画製作を延々と続けてきた。
もし、ご主人や子供さんたちの協力が無ければ、とてもここまでやって来れなかったろう。

主人公の両先生はもとより、いつもピンチのふ~ちゃんにピッタリの助言をくださる伊勢の中山先生、製作スタッフの靖子ちゃんや仲間のくりりん、おのっち、そしてしおちゃんやアルバさんを始めとするたくさんのサポーター達、そして入江家のご主人や子供さんたち、ふ~ちゃんを励まし続けたぴょン吉くん、皆みんなが、この映画の製作スタッフなんだなあと思う。

全てが映画作りの常識からはずれ、プロから見ればとんでもないといわれるようなド素人の創造した映画「光彩~ひかり~の奇跡」は、いよいよあと数十時間で初上映を迎える。

この映画は、これから果たしてどのような奇跡を生むのだろうか?
明日に向け 最後の仕上げに余念の無いふ~ちゃんの爽やかな笑顔がまぶたに浮かんで来る。
by mahorobanokimi | 2008-07-04 11:22 | 「あ ほ~庵」日記

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